「美しい景色、美味しいものを食べて、世界中を旅して暮らしたい」旅行が好きな人なら、誰もが一度は思い描いたことがあるのではないでしょうか。とはいえ、美しい景色や美味しいものを現地で食べるにはお金が必要ですし、旅を続けるにもお金の心配がつきものです。だからこそ、仕事を辞めずに旅ができたら、それほど合致がいくやり方はありません。
フリーランス、あるいはオフィスに通勤することなく、会社に勤務ができるリモートーワーカーであれば、決して夢ではありません。
例えば、「旅して暮らす」を、一定期間のプログラムとして提供するサービス「Remote Year」が2015年に登場しました。第一回のプログラムでは、75人の枠に25,000人の応募が殺到、クロアチアやメキシコ、モロッコにスペインといった世界の主要都市をグループで旅しながら、一年間を過ごしました。
Remote Yearは個人のフリーランスだけでなく、会社向けにもサービスを提供しており、仕事を辞めずに旅して暮らすライフスタイルをスタンダードにしていくように、順調に事業を拡大してきています。
こうしたRemote Yearのような仕組みが成り立っているのは、働き方の環境そのものに大きな変化があるからだと考えられます。この変化を一つずつ見ていきたいと思います。
PC1つで問題なく、仕事が進められる
今やPCとネット環境さえあれば、完了できる仕事がほとんどになりつつあります。それは、エンジニアやデザイナーのようなWEB業界に所属している職種に限ったことではありません。営業の仕事であっても対面でおこなう必要はなく、ビデオ通話や、チャット、メールで商談が進むケースも少なくないのではないでしょうか。
人ではなく、PCと向き合う仕事の率が高まっているだけではなく、社会全体として「自由に仕事できる」風潮が広まりつつもあります。それはベンチャー会社に加えて、大手企業もまた然りで、カルビーの松本会長は「会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!」と大胆な働き方改革を謳っています。
モノを所有するよりも、体験をシェアする時代へ
ソーシャルメディアや、他人とモノを貸し借りするシェアリングエコノミーが流行り、家を買い、車を買い、安定した暮らしを送るよりも、その時にしかできない体験に価値が置かれる時代が到来しました。
そんななか、旅行における価値が再定義され、他人の空き部屋に宿泊することができるAirbnbや、団体で世界中を旅するRemote Yearがサービスとして注目を集めるようになりました。
コワーキングスペースのようなWiFiがどこでも使える環境が整備されつつある
2018年は、砂漠でもインターネットに繋がる時代。日本ではまだ主流ではないフリーWiFiも、ヨーロッパやアメリカでは当たり前、カフェや観光スポットに限らず、町中どこを歩いていてもWiFiを無料で利用することができることも。
また、カフェやオフィスとは違う、人が仕事をテンポラリーに仕事をするためのスペースとして、コワーキングスペースが広まりつつあります。快適なネット環境と、集中できる時間をどこでも確保できるようになってきました。
クラウドソーシングでどこでも受注できる仕組み
海外に出ていると仕事がない…という問題も、クラウドソーシングが導入されている企業も増え、業務をこなせるスキルがあれば問題ありません。どこにいたって関係なく、どこからでも仕事を受けられます。日本ではCrowdWorksやLancersが有名ですが、世界にはそれぞれの専門スキルに特化した巨大なサイトがいくつも乱立しています。
飛行機のような移動手段がコストダウン
世界的にもLLCが浸透しはじめ、従来よりもかなり安く国間の渡航が可能になりました。国内でも、新幹線をつかった陸路よりも、航路の方が安く、利用機会が断然ふえてきたところかと思います。
テクノロジーが進み、飛行機の期待や使用においても大幅なコストカットが可能となり、今後移動コストはますます下がっていくと見込まれています。
こうした移動のコストダウンは、移動して働く人たちの負担を下げる要因の一つになりえます。
旅好きな人たち、好きなことで生きていくのに、少し実感が湧いてきたのではないでしょうか。エンジニアスキルをつけて、フリーランスになることは、その最初の一歩になるかもしれません。ブレイントラストが提供するアプリ塾で、その一歩を踏み出してみませんか?